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help リーダーに追加 RSS On Boxing@PC #017

<<   作成日時 : 2008/03/16 23:00   >>

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おおひなた れいの《On Boxing@PC》
――モニタの片隅からセカイを覗く――

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#017 12.23 ハレ・アン・デア・ザーレ(ドイツ)興行より〜その2


 いやー皆様、お久しぶりです。おおひなたです。昨年は1カ月開き常習犯のぼくでしたが、今度はなんと2カ月半!!! これは凄い。

 確実に、愛人やキープ彼女から去られる期間でしょう。

 しかしこれはご勘弁願いたい・・・、というのは、なにせ年末から修士の学位が取れるかどうかを大学でずっとモニョモニョとやっていまして・・・へへ。

 まぁ、これを書いてる時点ではめでたく修士卒プーという輝かしい道が未来に待ちかまえているわけですが、それはどうでもいいので、早速、年末からたまってた観戦雑感をタレ流すとしましょう。

 今回は数多いですよ。テキパキといきましょう。

 年末? いつだ、おい、という指摘はまあね、いいじゃないですか、へへ(苦笑)。

クルーザー級!クルーザー級!クルーザー級!前編】

 さて、数少ないこの連載の中では、亡命キューバ人ホープがからむ階級を取り上げる関係上、全階級の中でもかなり地味目のクルーザーを扱う回数が「比較的」多めです。

 ヨアン・パブロ・エルナンデスというのがそのクルーザー級ホープのキューバ人ですが、かれを含め、今後エルナンデスとからむ可能性のあるボクサーの試合を、今回はまずいくつか取り上げたいと思います。

◆Dec.23 2007@Maritim Hotel, Halle an der Saale, Sachsen-Anhalt, Germany
プロモーター:Ahmet Oener : Arena Box-Promotion
テレビ放映:FOX Eurosport
ネット中継:SecondsOut.tv


WBC暫定インターナショナルクルーザー級タイトルマッチ
○ ハービー・ハイド(90.50キロ)/40-4-0, 39KO
 ――KO 6R time: 1:30――
× Mikhail Nasyrov(87.60キロ)/19-0-0, 13KO



▲Herbie Hide vs Mikhail Nasyrov Part1


▲Herbie Hide vs Mikhail Nasyrov Part2


▲Herbie Hide vs Mikhail Nasyrov Part3

 アリーナ・ボックス・プロモーション2007年最後の興行は、前回記事でレポしたオドラニエル・ソリスの試合がアンダーカードでメインイベントはハービー・ハイドのインターナショナルタイトル戦だったわけなのです。

 今は、両者ともにアリーナの看板ボクサー。

 この日、ソリスの試合もタイトル戦ではあったが、それはWBCラティーノタイトルという実にうさんくさい、どうでもいい代物。

 となると、メインにすえられるのはハイドの方しかない。

 ハイドはヘビー級時代、「ダンシング・デストロイヤー」と謳われたそのスピードと攻撃力に比して、「紙の装甲」と揶揄されるほどの脆さを併せ持つ危なっかしいボクサーだった。

 ファンの間では、リディック・ボウやビタリ・クリチコにまさにぶっ飛ばされた、パワーの違いを感じる試合の印象が非常に強いわけだが、そこから考えてもクルーザーに戻したのは正解だろう。ナチュラルな階級では速さがより生きるし、相手の質、耐久度ともに、ヘビーより格段にやりやすいはずだ。

 事実、今年で37歳という年齢にしては右ストレートの切れなど、いまだに輝きを見せる部分はある。今回も、遮二無二に打ちかかってくる相手に多少は手こずったが、最後は綺麗にKOした。パンチはそこそこ切れていたと思う。

 ・・・とはいえ、やはり今のハイドではトップ付近とやるのは厳しい。

 倒したNasyrovは無敗のロシアの若手(だろう、まだ27だし)とはいえ、勝ってきた相手に目立ったところはひとつもなく、そもそも明白に格下の相手なのだ。

 それでも倒すまでに6Rかかったし、最後はハイドもかなりバテていて、雑になりすぎていた。
ハイドは「デビッド・ヘイと俺が激しく戦うのをイギリス国民は見たがっている!」と言っているが、マッカリネリを倒したヘイはヘビー級に上がるし、そのマッカリネリを相手にしても、極めて勝算は薄いと言わざるを得ない。

 しかし、一応インターナショナルのベルトを得たからにはクルーザー級のランカーになったということだ。つまり、挑戦権はある(それを狙って、この試合を組んだのだ)。

 ヘイが返上した(?)WBCタイトルの決定戦には、取り合えずは挑戦者決定戦を制したRudolf Krajが出てくるだろうが、今後タイトルを得る王者によってはハイドが挑戦することもありえる。もちろん、我らがヨアン・パブロ・エルナンデス(現在、WBCでは13位)とランカー同士の潰し合いをやることも、あり得る。

 さて、どうなるか? いまならエルナンデスが圧勝しそうにも思えるが・・。プロモーターのオネルが積極的にいろいろと仕掛けているだけに、ハイド以上にその動向から目が離せない。


▽バックナンバー
#016 12.23 ハレ・アン・デア・ザーレ(ドイツ)興行より
#015 10.31 プエルトリコ興行より
#014 10.30 ハリウッド(アメリカフロリダ州)興行より
#013 10.27 エルフルト(ドイツ)興行より
#012 10.19 ベルリン(ドイツ)興行より
#011 7.14 ニュータウン(アメリカ)興行より
#010 9.15 ロストック(ドイツ),6.16 ブタペスト(ハンガリー)興行より
#009 9.21 リューベック(ドイツ)興行より
#008 8.18 ベルリン興行より【後編】
#007 8.18 ベルリン興行より【前編】
#006 キューバ勢ウオッチ【亡命事件の顛末】
#005 キューバ勢ウオッチ【ビデオ観戦…の後編】
#004 キューバ勢ウオッチ【ビデオ観戦…の前編】
#003 キューバ勢ウオッチ【前フリ…の後編】
#002 キューバ勢ウオッチ【前フリ…の前編】
#001 はじめに


■おおひなた れい
19○○年生まれ、東京都出身。八王子に屹立する某美大に、不真面目に通う院生。WEB2.0環境の恩恵を受けて以来、本格的に海外ボクシングを見始める。ジョイス・キャロル・オーツの『On Boxing』やブコウスキーに触発され、ボクシングと芸術の関わりについて日々考察中。約2分ほどプロボクサーを志した過去もあり…。

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