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――モニタの片隅からセカイを覗く―― ※バナー作成中 【クルーザー級!クルーザー級!クルーザー級!後編】 ◆Feb.23 2008@ハレ・アン・デア・ザーレ(ドイツ) 会場:Brandberge Arena プロモーター:Klaus Peter Kohl : Universum Box Promotion テレビ放映:ZDF WBOインターコンチネンタル クルーザー級タイトルマッチ ○ アレクサンダー・アレクセイエフ(90.20キロ)/13-0, 12KO ――RTS 3R Time: 3:00(2R終了 レフェリー・ストップ)―― × タルマッジ・グリッフス(88.50キロ)/24-7-3, 16KO ▲Alexander Alexeev vs Talmadge Griffis Part1 ▲Alexander Alexeev vs Talmadge Griffis Part2 この連載で亡命キューバ人勢力と並んで毎回取り上げているロシアのホープ、アレクサンダー・アレクセイエフ。 前回は、わざわざアレクセイエフ陣営がプエルトリコくんだりまで遠征したヘビー級契約の試合をレポしたが、23日の試合はトーマス・ウルリッヒのEBUライトヘビー級タイトル戦のアンダーカードで行われた、WBOインターコンチネンタルクルーザー級タイトルマッチ。6月に獲得したベルトの2度目の防衛をかけての一戦だ。 プエルトリコでの試合では、結末こそ派手にKOしたもののもうひとつ動きにキレがなかったアレクセイエフ。 しかしこの日はタイトル戦とあってしっかりと調整してきていた。ジョー・メシやトーラス・サイクス、クリフォード・エティエンヌとも拳を交えたことがある中堅どころの元ヘビー級グリッフスを寄せ付けず、2度のダウンを奪って圧勝した。 相変わらずこのサイズとは思えないバランスの良さ、フットワークの軽さは目を見張る。 小気味よく柔らかい連打は強力で、距離が長く多彩な右リードからノーモーションでボディ、顔面へと二択を迫るコンパクトな左ストレートのコンビネーションはどんな相手にとっても脅威だ。グリッフスも、その圧力の前に全く何もできなかった。 なんとなく、あのJ.C.ゴメスのスタイルとも多少、被るところがある。 今後、アレクセイエフが世界タイトルを狙う上での改良点とすれば、攻撃よりも防御がポイントだろう。 これまで観た限り、テクニックはともかく、それほど反射神経やディフェンスの勘に優れてはいないように思う。不用意に被弾することもある。 デビッド・ヘイのようなスピード型を相手にした場合、そこが災いとなるケースは容易に想定されるのだ。 距離の把握、位置取りも「絶妙」というわけではないし、相手の攻勢を避わす際に横の動きが足りない。真っ直ぐ下がりすぎる。 頭の振りが少ないのもマイナスで、それはパンチの打ち終わりやステップワークの際もそうだ。だから、相手にとっては的を絞りやすい。 伸ばした右手をかいくぐられ、もろに顔面へ長い右ストレートを被弾するシーンが目にうかぶ。打たれ強さやスタミナにも疑問があるから、そうした一撃離脱の戦法でペースを握られるのは非常にまずい。 そこさえキッチリと改善してくれば、アレクセイエフがベルトを巻く日は遠くない・・・・・・・はずだ。 ▽バックナンバー #018 12.29 ビーレフェルト(ドイツ)興行より #017 12.23 ハレ・アン・デア・ザーレ(ドイツ)興行より〜その2 #016 12.23 ハレ・アン・デア・ザーレ(ドイツ)興行より #015 10.31 プエルトリコ興行より #014 10.30 ハリウッド(アメリカフロリダ州)興行より #013 10.27 エルフルト(ドイツ)興行より #012 10.19 ベルリン(ドイツ)興行より #011 7.14 ニュータウン(アメリカ)興行より #010 9.15 ロストック(ドイツ),6.16 ブタペスト(ハンガリー)興行より #009 9.21 リューベック(ドイツ)興行より #008 8.18 ベルリン興行より【後編】 #007 8.18 ベルリン興行より【前編】 #006 キューバ勢ウオッチ【亡命事件の顛末】 #005 キューバ勢ウオッチ【ビデオ観戦…の後編】 #004 キューバ勢ウオッチ【ビデオ観戦…の前編】 #003 キューバ勢ウオッチ【前フリ…の後編】 #002 キューバ勢ウオッチ【前フリ…の前編】 #001 はじめに ■おおひなた れい 19○○年生まれ、東京都出身。八王子に屹立する某美大に、不真面目に通う院生。WEB2.0環境の恩恵を受けて以来、本格的に海外ボクシングを見始める。ジョイス・キャロル・オーツの『On Boxing』やブコウスキーに触発され、ボクシングと芸術の関わりについて日々考察中。約2分ほどプロボクサーを志した過去もあり…。 |
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