![]() なんとなく再開…第19回[パワーの影に隠れる技術]前編 ★☆遠くへ飛ばす技術とKOする技術☆★ お久しぶりです。連載17回で一区切りつけたつもりでしたが、“技術”に関して感じていることについて触れてみたくなり、再登場することにしました。またよろしくお願いいたします。 スポーツの分野の《技術》。例えば―― ・初心者と熟練者では、適応する理論が異なる ・稀に練習しなくてもできてしまう天才がいる などなど、レベルや個人によって考え方も変わり、また例外も多くあります。いろいろな考え方があっていい分野なので、結論ではなく、一つの考え方として読んでもらえれば幸いです。 ■「遠くへ飛ばす技術」 3月25日、ボストン・レッドソックス対オークランド・アスレチックスの日本開幕戦を観に行きました。松坂大輔、岡島秀樹両投手も登板し、白熱した良いゲームでしたがゲームを楽しむ目的の他に、メジャーリーグの選手と日本のプロ野球選手の違いにも注目してゲームを観ていました。 開幕戦に先立つオープン戦で、テレビ解説していた長谷川滋利氏が 「アメリカのバッターは2球目までは振ってくる。(2ストライクに)追い込まれるとコンタクトしてくる。日本の選手は、初球からコンタクトしてくる」 というような主旨のことを言っていましたが、実際に試合を見てみると“フルスイングするバッターが多い”という印象がありました。 横から観ていたので、その差がテレビよりもわかりやすかったのですが、レッドソックスの主砲マニー・ラミレス(写真左)、デビッド・オルティス(同右)の両スーパースターだけではなく、アスレチックスの若い選手も、ブンブン振ってきます。※写真は2004年の日米野球でのもの 日本でいうと巨人の小笠原道大選手や中日の中村紀洋選手のような、振りの大きい選手が半分以上いるような感じがありました。 私自身も少年野球をやっていましたが、 《バットを短く持て!!》 《フライを打つな。転がせ!!》 という指導を受けていました。 ゴルフなどは、ジュニアでも飛距離と確実性を両立させる指導がなされると思いますが、少なくとも日本の少年野球では遠くへ飛ばすということはあまり重要視されていないような(むしろフルスイングをすると怒られることもある?)気がします。 アメリカや中南米の少年野球指導がどういうものかは詳しくはわからないのですが、おそらく、子供の草野球からホームランを打つことに価値を見出し、遠くへ飛ばすことを目的としている風土があるので、《遠くへ飛ばす技術》を持った子供が、やがてプロになっていく・・・という構造があるのかもしれません。 日本人選手がメジャーリーグへ行くとホームランの数が激減してしまうのは、パワーの差だけではなく、この《遠くへ飛ばす技術》の差もあるのではないか? と感じました。 ■「KOする技術」 日本人プロボクサーは、チャンピオンクラスでもKO率が低いケースが多いですが、それはパンチ力がないからでしょうか? それともKOする技術がないからでしょうか? 体重がほぼ同じ者同士で闘うスポーツであるボクシングにおいては、私自身はそれほど人種によるパワーの差はないのではないか、と思っています。 なぜなら、黒人選手が群を抜いてKO率が高いわけではありませんし、体格が日本人とそう変わらないタイやメキシコの選手でも、KO勝ちが多い選手も大勢います。 単純に“KO勝ちが少ない=日本人だからパワーがない”と考えがちですが、そう単純な問題でもないような気がします。 この辺は、また機会を設けて検証してみたいと思いますが、4回戦を含めて国内では100試合以上観ている私から見て、“ココは確実に弱い”と考えているのが、 ◆相手がグラついている時に、どうしていいかわからない選手が多い ◆ダウンを取った後に、どうしていいかわからなくなっている選手が多い という点です。 どちらも、ダメージを被った相手がガードを固めて貝のようになってしまい、KO(もしくはダウン)を狙っているが、打つところがなくて焦っている。そういう状況です。 ・・・つづく ▽バックナンバー 不定期編(=第18回)[夏バテしないために] 第17回[メンタル・テクニック]其の四「反省、自己修正の難しさ(後編)」 第16回[メンタル・テクニック]其の三「反省、自己修正の難しさ(前編)」 第15回[メンタル・テクニック]其の二「ルーティーン」 第14回[メンタル・テクニック]其の一「緊張を解く」 第13回[減量とダイエット]其の五「カロリー、かろりー、Calory」 第12回[減量とダイエット]其の四「『プチ断食』と『ナチュラル・ハイジーン』」 第11回[減量とダイエット]其の三「健康的なダイエット」 第10回[減量とダイエット]其の二「人間の『対応力』とは…?」 第9回[減量とダイエット]其の一「食情報の氾濫」 第8回[冷え取りのすすめ]其の三「実践・後編」 第7回[冷え取りのすすめ]其の二「実践・前編」 第6回[冷え取りのすすめ]其の一「冷えの概念」 第5回[目のトレーニング&コンディショニング]其の四「視野を広げる」 第4回[減量と体重]について、少し… 第3回[目のトレーニング&コンディショニング]其の三「眼精疲労の緩和(後)」 第2回[目のトレーニング&コンディショニング]其の二「眼精疲労の緩和(前)」 第1回[目のトレーニング&コンディショニング]其の一「動体視力」 ■渡辺俊介(わたなべ・しゅんすけ) 1977年2月生まれ、静岡県出身。整体師、生活習慣病予防士。明治大学政治経済学部在学中より整体、気功などを学び、現在静岡県静岡市で整体院を開業している。ボクシングにはまり込み、自らも趣味としてジムで汗を流ながらプロ選手と交流を深める日々。 |
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ゴルフ情報局 2008/10/05 16:41 |
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