|
――モニタの片隅からセカイを覗く―― ※バナー作成中 こんにちは、おおひなたです。 今回は(も?)キューバ! ヨハン・パブロ・エルナンデス復帰戦です。 【エルナンデス、復帰2、3戦目飾るも内容お粗末】 ◆Aug.30 2008@ベルリン,Prenzlauer(ドイツ) 会場:Max Schmeling Halle プロモーター:Wilfried Sauerland : Sauerland Event テレビ放映:Germany ARD, Poland PolSat, Hungary Sport 2, Poland PolSat Sport ヘビー級8回戦 ○ ヨアン・パブロ・エルナンデス(92.08キロ)/15-1-0, 9KO ――TKO 5R( time: 2:30 )―― × サンティアゴ・デ・パウラ(89.05キロ)/10-7-1, 10KO ◆Oct.25 2008@ニーダーザクセン州Oldenburg(ドイツ) 会場:Weser-Ems-Halle プロモーター:Wilfried Sauerland : Sauerland Event テレビ放映:Germany ARD, Denmark TV2, Poland PolSat Sport ヘビー級8回戦 ○ ヨアン・パブロ・エルナンデス(90.00キロ)/16-1-0, 10KO ――判定 8R( 2-0 )―― × マイケル・シムス(91.00キロ)/20-9-1, 13KO Wilhelm Vogl 77-76, Leszek Jankowiak 77-74, Ingo Barrabas 76-76 ▲Yoan Pablo Hernandez vs Santiago De Paula.Part1 ▲Yoan Pablo Hernandez vs Santiago De Paula.Part2 ▲Yoan Pablo Hernandez vs Santiago De Paula.Part2 この連載でも取り上げたが、3月に元WBCクルーザー級王者ウェイン・ブレイスウェイトにTKO負けを喫してキャリアに初黒星が付いた、キューバからの亡命ホープのエルナンデス。 復帰第一戦は6月だったが、安パイを2R終了後にギブアップさせて無難に勝利をおさめている。 今回扱うのは8、10月に続けて行った復帰2、3戦目(いずれも、どちらかがクルーザー級リミットを超えていたため、ヘビー級の試合としてカウントした)。 ブレイスウェイト戦は、破れたとはいえよく動けていて今後につながる可能性を見せたと思ったが、しかし、この2戦でのエルナンデスの動きは冴えなかった。いや、それどころか、大げさに表現すればこれからベルトを狙っていこうとする位置にいるホープとしては危機的とも言えるものだった。 特に10月の試合は内容が酷く、しぶといロートルのシムスを圧倒できないばかりかダウンまで喫する失態ぶり。かろうじて判定を拾っただけで、地元以外なら負けていてもおかしくない拙戦だった。 TKOで勝利をおさめた8月のデ・パウラ戦にしても、完全な噛ませ相手に1Rに3度ダウンを奪っているのに雑な攻めで5Rまで粘られてしまったうえ、ときおり攻め込まれる場面もあるなど、けして高い評価はできない。 どちらの試合も相手のレベルは踏み台としてあっさり退けて当然なのだから、陣営はこの結果を最大限深刻に受け止めなければならない。 相変わらずスタミナには問題が見られるし、バランスの悪い、ハタキ打ちのようなオープンブローの癖も修正されていない。打ち終わりにポッカリと開くガードの隙を修正しようとする意識は見られたが、それが腕を縮こまらせてもいるように感じた。 ▲Yoan Pablo Hernandez vs Michael Simms Part1 ▲Yoan Pablo Hernandez vs Michael Simms Part2 ▲Yoan Pablo Hernandez vs Michael Simms Part3 シムス戦ではなんとプレッシャーをかけられて下がりながら戦うという展開が多く、ああなってしまったらたたでさえ不器用なこのボクサーとしては最悪だ。 ブレイスウェイト戦で見せたような積極性が薄れているのは、あの手痛いKO負けのせいかもしれないが、前傾姿勢でガードを固めているのは体格を生かして強引に相手を押し潰すためであって、苦し紛れにアウトボックスまがいのことをしては本末転倒だ。あくまで、出てこられたら押し返す。それができないようでは先行きは暗い。 全勝のボクサーがいったん負けると自信を失って調子を崩し、ガタガタと転げていってしまうというケースは珍しくない。エルナンデスにはそうなってほしくないが、どうなることやら、先行きは不安である。 ▽バックナンバー #041 北京戦士プロデビュー・その2 #040 北京戦士プロデビュー・その1 #039 世界一遅い北京五輪総評・後編 #038 世界一遅い北京五輪総評・前編 #037 バルテレミ、GBPデビューで大失態 #036 ガンボア、初回KO #035 見せ場は試合後!? #034 奇跡の再亡命→プロデビュー #033 ウィラポン、ついに・・・ #032 カバジェロ、パーラを粉砕。モリターとの統一戦へ前進 #031 アレクセイエフ、快勝続きで無敗維持 #030 ウィリアムス、大荒れの打撃戦を制す #029 ガンボア、10戦目にしてHBOデビュー! #028 ソリスvs.ボタへの軌跡 #027 チャベス、復帰戦を辛勝で飾るも先行きの不安ぬぐえず #026 ゴンサレス、快勝でフェザー級進出は順調か?? #025 カサマヨル! 劇的TKOでトップ戦線返り咲き #024 エルナンデス、激しい打ち合いの末、逆転KO負け #023 ソリス、軽々と無敗をキープ #022 バイエル、ライトヘビー級にて復帰 #021 ソリス、格下相手に快勝でイタリアデビュー #020 ガンボア&バルテレミ快勝! #019 クルーザー! クルーザー! クルーザー! 後編 #018 クルーザー! クルーザー! クルーザー! 中編 #017 クルーザー! クルーザー! クルーザー! 前編 #016 ソリス、WBCラティーノ・タイトル奪取も、やや消化不良 #015 アレクセイエフ、調整不足も派手にKO勝利 #014 バルテレミ、ガンボア、合衆国初上陸 #013 エルナンデス、難無く13戦目もクリア #012 ゴメス、マッコールとの再戦を制す #011 ジロフは、いま…… #010 次期クルーザー級最強候補? アレクシフ #009 ソリス、ガンボア、WBCランキング30位以内へ #008 またキューバ勢ウオッチング #007 アブラハム、痛烈KO勝ち! #006 キューバ勢ウオッチ【亡命事件の顛末】 #005 キューバ勢ウオッチ【ビデオ観戦…の後編】 #004 キューバ勢ウオッチ【ビデオ観戦…の前編】 #003 キューバ勢ウオッチ【前フリ…の後編】 #002 キューバ勢ウオッチ【前フリ…の前編】 #001 はじめに ■おおひなた れい 19○○年生まれ、東京都出身。八王子に屹立する某美大に、不真面目に通う院生。WEB2.0環境の恩恵を受けて以来、本格的に海外ボクシングを見始める。ジョイス・キャロル・オーツの『On Boxing』やブコウスキーに触発され、ボクシングと芸術の関わりについて日々考察中。約2分ほどプロボクサーを志した過去もあり…。 |
| << 前記事(2008/11/27) | トップへ | 後記事(2008/11/29)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2008/11/27) | トップへ | 後記事(2008/11/29)>> |