あしボク編集Blog

アクセスカウンタ

zoom RSS オールド・ファッション・ボクシング〜4 【酔いどれ前のひとりごと vol.113】

<<   作成日時 : 2009/04/07 21:50   >>

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

画像


vol.113 オールド・ファッション・ボクシング
〜タイソンからパッキャオまで〜4


 1991年12月、アジアの至宝カオサイ・ギャラクシーアルマンド・カストロを破り、19度目の防衛を果たして引退した。

 1992年は3月にアズマー・ネルソンvs.ジェフ・フェネック、8月にジェームス・トニーvs.マイク・マッカラムそれぞれの再戦があり、ともに王者が防衛した。勝負のアヤはオレなんぞにゃわからない。

 アイラン・バークレートーマス・ハーンズを返り討ちにしたのもこの年の3月だった。

 6月、ウンベルト・ゴンサレスvs.金光善の印象深い試合があった。勝ちが見えていたエリートボクサーがアゴを打たれ死に体になって落ちていくさまは、天狗の鼻がへし折られたと言えば言えるが、試合の流れだけを見たとき、切なかったねぇ。

 9月にはフリオ・セサール・チャベスvs.ヘクター・カマチョの「大一番」があった。大一番といってもこの試合を大一番に仕立てたのはゼニカネを追う連中の仕業にすぎない。

 このときのカマチョがこのときのチャベス相手にまっとうな勝負ができるはずはなく、ハナからそのつもりもなく、戦うふりして倒されなければ成功――と踏んだゼニカネ連中の思わく通りにコトは運んだ。コトが運べばまた次の「大一番」がやってくる。

 カマチョの初期のファイトは光速感にあふれて素晴らしかったが、エドウィン・ロサリオ戦を境に姿が変わった。勝負でなくパフォーマンスで生き残る、ボクサーでなくエンターテイナーとしてゼニを稼ぐ。だからカマチョはリング外で面白く、ゴングが鳴るや退屈になった。このころのカマチョのスピードなんてたかの知れたものだった。

 ラリー・ホームズを連破してからマイク・タイソンと戦うまでのマイケル・スピンクスが、民衆のチャンピオンと名乗って、タイソン戦に向けてファイトマネーのつり上げをはかったことがだぶってきたものだった。

 そうして弱きをくじき強きに逃げるカマチョの姿勢は不快だったが、今となってはどうでもいい。だって、弱きをくじき強きに逃げるなんて、オレとおんなじだし、そこいらじゅうにあるからさ。ともかく、なんでもありの時代がとうにやってきていた。

 5点法が10点法に変わって、より精確な判別ができるようになったように見えるが、わからないことがある。10点のうちの1から5までは何なのかということ。

 学校の通信簿は成績に応じて1から10までの点数がつくのに、ボクシングはどんなに差がついてもせいぜい10-6。何度もダウンして、かさねて減点をとられても10-5だろうが、ここまで落差のある点数は見たことがない。間違っても10-4とか10-3なんてなさそうで、それなら5点法でやったっていいんじゃないの。

 今の10点法の感覚で、5点法でやったらいけないのかしらん。

 10-9は5-4、10-8は5-3。10-5なら5-0になる。現行の10点法から5を引けば済む。総計するときも数が小さいぶん手間取らず間違いも少ないと思う。

 まさか5点法よりも10点法のほうが、凡戦や完敗を接戦や惜敗に見せられそう、なんていう魂胆がひそんでいるわけじゃないでしょ。


▽バックナンバー
vol.112 粟生隆寛、1ラウンドKOを命ず
vol.111 オールド・ファッション・ボクシング〜3
vol.110 世界を制する左を
vol.109 オールド・ファッション・ボクシング〜2
vol.108 オールド・ファッション・ボクシング〜1
vol.107 粟生惜敗で思い出す「女神」…つづき
vol.106 粟生で思い出した「女神の機嫌」
vol.105 粟生が逃したチャンス
vol.104 がれき
vol.103 大場政夫の強さについて
vol.102 ずるずる負け
vol.101 たわごと・ざれごと・えそらごと Part 3
vol.100 日本最高試合その3
vol.99 日本最高試合その2
vol.98 日本最高試合その1
vol.97 たわごと・ざれごと・えそらごと Part 2
vol.96 たわごと・ざれごと・えそらごと
vol.95 追放
vol.94 ゴキブリ発言
vol.93 辰吉、魅惑の3番勝負
vol.92 それぞれの落日
vol.91 運の悪い男
vol.90 ロッカールーム
vol.89 重箱のスミ〜2006年12月号
vol.88 重箱のスミ〜2006年11月号
vol.87 アウトがセーフ
vol.86 重箱のスミ〜2006年10月号
vol.85 ラウンドガールは飯島愛
vol.84 重箱のスミ〜2006年9月号
vol.83 夢の始まりは…
vol.82 重箱のスミ〜2006年8月号
vol.81 拳聖ふたたび
vol.80 重箱のスミ〜2006年7月号
vol.79 重箱のスミ〜2006年6月号
vol.78 重箱のスミ〜2006年5月号
vol.77 重箱のスミ〜2006年4月号
vol.76 重箱のスミ〜2006年3月号
vol.75 悪いのはだれだ? おれだ…
vol.74 オサム会長はおっきいのがお好き
vol.73 重箱のスミ〜2006年2月号
vol.72以前 夜明け前,カメダ・ワールド,重箱のスミ〜2006年1月号,逆転の貴公子,ほんの少しの恐怖,ジャブを出せ,ガッツ石松 vs ロベルト・デュラン〜もちろん架空〜エキジビション,最強という名の幻想,年間最高試合について,これぞ伝説,アリ、フレージャー、そしてフォアマン,だけどファイティング原田は好きだった,なんとなく空想対決[G.フォアマン vs B.サップ],拳聖....etc.


■酔田振男(よった・ふりお)
1953年生れ、東京都出身。街頭テレビで藤猛vsニコリノ・ローチェを見てボクシングに惹かれ、観戦通いを始める。今はもっぱらテレビ観戦。ここ数年は週2回のキャバクラ通いに余念がなかったが、年のせいか近頃控えめ。(有)トランス企画社長。独身。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
オールド・ファッション・ボクシング〜4 【酔いどれ前のひとりごと vol.113】 あしボク編集Blog/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる