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zoom RSS 藤本京太郎と土屋修平と奈須勇樹

<<   作成日時 : 2012/09/21 15:15   >>

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画像 19日、角海老ジム興行を観に、久々に後楽園ホールを訪れました。前から4列目のリングサイド席、うーん、いい席だ(笑)

 メインの藤本京太郎ほか、土屋修平、奈須勇樹の3試合を“CQ”小川がレポートします。

☆スーパーフライ級8回戦
奈須 勇樹(角海老宝石/日本フライ級7位,OPBFフライ級12位)
 TKO 3R1分08秒
ワッチャラポン・ギャットプラパット(タイ/タイ国ライトフライ級9位)


 2005年全日本フライ級新人王に輝いた時の奈須は髪を金髪に染め上げ、腕にはタトゥー。見た目にも試合ぶりにも華のある選手だった。あれから7年、28戦のキャリアを積み上げてきたが勝負をかけた試合はことごとく落としてしまっているようだった。

 いまだタイトルマッチ未経験。将来を嘱望されたスター候補生は、雌伏の時を待っている。

 1ラウンドからボディを中心に攻め立てる奈須に対し、カウンター一辺倒のワッチャラポン。長身なんだからもっとジャブを打てばいいのに。

 早くも奈須の勝ちは疑いようのない展開になったところで迎えた3ラウンド。奈須の放つショートレンジからの右ストレートがテンプルをとらえると、一気に勝敗は決した。ぐらつくタイ人に右を追加すると、そのままあっさりとくずれ落ちテンカウント。

 奈須はこれで6連勝とのこと。再び輝きを取り戻せるか?


☆スーパーライト級10回戦
土屋 修平(角海老宝石/日本スーパーライト級8位)
 判定 3-0《98-94, 98-94, 97-94》
スティービー・オンゲン・フェルディナンダス(インドネシア/PABAスーパーライト級チャンピオン)


画像 今回の興行でとても楽しみにしていたのが土屋修平。キックボクサーから転向し、連戦連勝連KOで全日本新人王を獲得。13戦13勝(12KO)とほぼパーフェクトなレコードの持ち主。

 「新人王トーナメントで倒しまくっている元キックボクサー」という話は耳に入ってきていたが、あらためて注目したのはワタナベジムのモンゴル人ボクサー打馬王那をKOで仕留めてからだった。打馬が強い、ということはジムの人間から聞いていたので。

 対するはPABA王者のスティービー。プラウェート・シンワンチャー(元WAB世界ライト級1位)、ターサク・ゴーキャットジム(元WBC世界スーパーフェザー級1位)とのハードなマッチメークをこなしてきている、面白そうな選手だ。

 日本はPABAを認可していないため、ベルトはかかっていない。スティービーは、はたしてガチ≠ナ来てくれるのだろうか? しかし1ラウンドの半分が過ぎたあたりで、その懸念は消えた。土屋の左ほほが早くも赤くなっている。サウスポーであるスティービーの右パンチ。これが思いのほか鋭く、タイミングもぴたり。

 直線的に飛んでくるジャブと大きく迂回するフックの2種類がPABA王者の武器だったが、土屋はそれに対してなすすべがない。2ラウンドにはパンチにより左ほほをカットし、顔が徐々に鮮血に染まる。

 明らかに劣勢な1、2ラウンド。次のラウンドを落とすことになると、無敗ホープの初黒星が視界に入ってくる、そんな矢先……。

 スティービーの頭が後ろに弾け飛んだ。土屋の右ストレートだ。リング上を渦巻く何か≠ェ変わった瞬間だった。

 追い立てられるように前進を続ける土屋がボディ、ボディ。スティービーの左ストレートが土屋の顔面をとらえる。試合はあっという間に消耗戦へとなだれこんでいった。取りつ取られつのラウンドを重ねながら、終盤、勝利をたぐりよせたのは土屋のボディ攻めだった。

 3-0の判定勝利に勝者はどこかばつが悪そうだったが、この試合を落とさなかったことの意味は大きいだろう。勝負試合を落とし続け波に乗り切れないでいたかつてのスター候補生を、奈須勇樹の試合を見ていただけに、ひとしおにそう感じるのだ。

 ここぞで攻めていける勝負度胸。いいパンチを浴び続けても、ためらいなくパンチを振れるハートの強さ。流れを引き寄せる一発のパンチ。腕の回転もいい。素質は十分にある。だが、上に行って壁にぶち当たる危うさも同時に持ち合わせたボクサーだ。

 このボクサーの行き着く先ははたして?


☆ヘビー級10回戦
藤本 京太郎(角海老宝石/日本ヘビー級1位,OPBFヘビー級8位)
 判定3-0《99-91, 98-93, 98-94》
チャウンシー・ウェリバー(アメリカ/WBC世界ヘビー級15位)


 この日のメインイベンターのスパーリングを見たのはたしか去年の12月

 デビュー戦を目前に控えた時期だった。いくらK‐1チャンプとはいえ、ボクサーとしてすぐに何をどうこうというレベルではなかった。それから1年も経たないうちに相手が世界ランカーと聞いて何かの冗談かと思ったが、しっかりとレベルアップを図ってきていた。

 世界ランカー チャウンシーが、ぜい肉をタプリタプリとゆらして襲いかかるが、冷静にそれをかわしアウトボックスでポイントをかせぐ。ボディからのコンビネーションでリズムをつかむと、そのまま10ラウンドまで着実にミッションを遂行し、危なげなく判定勝利をつかんだ。

 リングを広く使うサークリング、出入りのある攻防、空いたところを見逃さずしっかりと打ててもいた。日本人でK‐1チャンプになれたのだから、何かを持っているのだろうか。

 キャリアを20戦くらい積んだ時にどのようなボクサーになっているのか、楽しみである。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして、奈須ってあの奈須なんですね、この記事を読んで鮮烈に思い出しました、なつかしい、ほんとに華を感じさせる選手だったのを覚えています。
それで気になって画像検索してみたんですがスッカリ感じも変わってオッサンになってました;;、色々あったんでしょうね、感慨深い。
土屋はパンチ力に非凡な才能を感じさせますが、防御の意識が甘かったり全体的に見ればそれほど才能は感じない、日本レベルで勝って負けて、そこから突き抜けることが出来るかだと思います。

藤本は勝っちゃいましたね、相手の練習不足など言われてますが、一報を聞いたときは素直に驚いてしまいました。
なかなかいないもしかしたらと思わせてくれる重量級日本人ボクサーなので一歩一歩確実に育てて欲しいのですが周囲がそうはさせないようですね、1敗してからで良いのでじっくり育てて欲しいです。
ぽぽろん
2012/09/21 16:32
ぽぽろんさん、カキコありがとうございます。
土屋の見立て、私もぽぽろんさんと近いものを感じています。
本人がKOに強いこだわりがあるようなので、今のスタイルは変えないでしょうね。ダメージの蓄積で潰れてしまわなければいいですが。
CQ
2012/09/21 20:16

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