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zoom RSS マック田口の《久保隼 世界奪取観戦記》

<<   作成日時 : 2017/04/21 17:40  

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 4月9日(日)、久保隼(真正)の世界スーパーバンタム級タイトル奪取にマック田口が密着――

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 アンダーカードで同門の小西怜弥が日本ミニマム級のタイトルを奪取、勝利の雄叫びを上げ久保の世界戦に繋げる。

 そして、メインイベントのリングに、エンヤの「ワンス・ユー・ハド・ゴールド」が流れる。

 この曲で思い出すのは、2005年4月、若き長谷川穂積が王者ウィラポン・ナコンルアンプロモーションに最後の最後まで果敢に挑む激闘の末、初めて世界タイトルを奪取した試合。すぐ傍にはあの時と同じ山下正人会長(当時はトレーナー)がいる。

画像 初の世界挑戦だが久保は時折笑顔を見せるほど落ち着いているように見えた。対して赤コーナーに白ガウン姿のネオマール・セルメニョが登場すると、世界戦らしい独特の空気になった。

 セレモニーが終わり開始のゴングが鳴ると、長身でサウスポーの久保は挑戦者らしく右ジャブを放ち、前に出て左ストレートをセルメニョのボディに放つ。チャンピオンはガードを固め様子見。1ラウンドは久保が優勢、上々の立ち上がりを見せた。

 続く2ラウンド、久保は右ジャブとフットワークで自分の距離をキープするがセルメニョの大振りな右フックが久保の顔面を捉える。 久保もセルメニョが再度入ってくるところに左ストレートで迎撃する。

 3ラウンド、久保の左アッパーがセルメニョのボディに突き刺さる。セルメニョが強引に踏み込みんで右フックを放つが単発。セコンドの山下会長から「集中! 集中!」の声が飛ぶ。

 4ラウンド 、セルメニョが久保の打ち終わりにパンチを合わせようとするが、久保の左ストレートでセルメニョの右目の下が切れる。

 5ラウンドも久保がペースを保持、セルメニョは攻めあぐねているようで単調なボクシングになる。

 6ラウンド、セルメニョのグローブのテーピングが剥がれレフェリーがタイムを要求。ここで試合が動く。久保が距離を詰め接近戦でボディの打ち合いに転じる。セルメニョのスタミナを一気に奪いに行った。

 7ラウンド、久保の左ストレートが顔面、ボディと決まり、セルメニョはさらに劣勢。しかし、セルメニョの右フックが久保の左頬付近に当たりバランスを崩す。さらに右フック2発を顔面に被弾。畳み掛けるような左右のフックで、久保がついにダウンを喫する。

 場内は騒然となったが、久保は冷静にセコンドの指示に頷き、一度目を閉じ、ゆっくりと立ち上がりファイティングポーズを取る。残り22秒、セルメニョはここが勝負どころと見てラッシュをかけるが久保はクリンチとフットワークで凌ぎ切った。

 8ラウンド。1分間のインターバルで久保は回復したようで右ジャブからのワンツーを軸に再度、試合を組み立て直した。逆に前のラウンドで試合を決めきれなかったセルメニョは打ち疲れたのか手数が少ない。

 9ラウンドになると久保はペースを完全に取り戻した。インターバル中、山下会長による「自信持ってしっかり打ち込め!」の指示に「はい!」とはっきり答える。

 10ラウンド、セルメニョが前に出る。久保も迎え撃つ。両者、打撃戦の様相。気持ちのこもったラウンドだった。

 そして、11ラウンド開始のゴングが鳴るが赤コーナーのセルメニョは立ち上がらない。

画像 私の席からはセルメニョの背中しか見えなかったが、セコンドにグローブを外すように要求したようで、レフェリーが駆け寄り試合放棄を確認すると両手を振った。

 試合終了のゴングが鳴り響き、新チャンピン誕生。久保は山下会長と抱き合い嬉し涙を流した。

 10ラウンド終了時のスコアは2人が95-94でセルメニョを、1人が同じスコアで久保支持だったようだ。

「うれしいというより、勝って終わってよかったという安心感だけです。正直、最初の方で倒れるかなって思っていたんでそれが途中になっただけなんで。試合前に、長谷川さんに『ダウンのイメージもしときや』と言われていたんで安心して対応できました。長谷川2世と言われるのはありがたいけど、長谷川さんに失礼なので。山中(慎介)先輩も来てくださったので勝ててよかったです。会長、江藤さん、真正ジムの皆さん、応援してくださる皆さん、後援会の会長に感謝の気持ちを込めてありがとうございました。お父さん、お母さん、育ててくれてありがとうございました」

画像 今後については、「小國さん(現IBFスーパーバンタム級王者)とやりたいと思っているので、それに挑戦する権利を持つためのベルトだと僕の中で区切ってやりました。この先、レイ・バルガス(現WBCスーパーバンタム級王者)といった選手ともやりたいと思います」と、WBAのベルトを巻いた久保は語った。

 勝利者インタビュー後、リング上では山下会長が久保を、与那覇トレーナーが日本タイトル奪取の小西を肩に担ぎ、ファンや関係者の声援に応えた。

 これからは長谷川穂積のスピリッツを継承しつつ、久保隼のボクシングスタイルをさらに確立してほしい。

《文中一部敬称略》

[あしボク特派・マック田口
 Makoto "Mac" Taguchi

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