北野武監督、最新作~タケ死ス~
昨日は久々に丸一日の休暇を取れたので、リフレッシュしに映画館へ。劇場で観ること自体に感慨深げな[井]ほどではないが、オレも映画館に足を運ぶのは半年ぶりくらいか。「北野武がなにやらブッ飛んだことやってる」という声を耳にするので、『TAKESHIS’』のチケットを自腹で購入。「キタノ映画」では『キッズリターン』で完全に心を打ち抜かれちまってる。
「オレたちもう終わっちまったのかな」
「バカやろう! まだ始まっちゃいねえよ」
『TAKESHIS’』に話を戻そう。この作品、よくは知らんが、ベネチア国際映画祭でも賛否両論、喧々諤々とか。こういう話に加わるのは、とかく分析したり理由づけしたりを好む連中である。オレもそのへんの輪に加わりたいクチ。
北野監督自身が発言した「タケ死ス」というキーワードを前提に置いて、本作を観た。いちお笑い芸人から世界的な映画監督に昇り詰めた「北野武」に対する自嘲めいた意志。鬱屈したビートたけしのモヤモヤを全感性で受け止めることに成功する。
一体、何がタケシの中に起こっているのか。作品に込めた意志を感じた気にはなっても、さらにその先には突き当たらない。
しいてありきたりな解答を模索するならば、「北野武のアイディアの枯渇」であろうか。やりたいことが見つからないのではなく、やりたいことが浮かばない。もし監督業に飽いたのならば、あの映像につながるだろうか。
オレの出した答えは「タケシは壁にぶち当たった」。しかも本格的な。ここからタケシが惰性で映画を続けていくのか、それとも新しいキタノ映画を作り上げるのか。次の作品への興味は尽きない。
果たして『TAKESHIS'』は、北野武のカタルシスである。
「オレたちもう終わっちまったのかな」
「バカやろう! まだ始まっちゃいねえよ」
[霜]
この記事へのコメント
つい先日、会社のhpの自己紹介ページで
引用させてもらいました。
ちなみに『まだ始まってもいねーよ』だったような
気がしますが、どうなんでしょう?
自分的には、この『も』が重要な気がしたんですが。
今度再確認したいと思います。
>ajidan さん
いえ、おそらく『も』であっているかと…。
自分はちょっとあやふやなんす(笑)
しかし、自分より一枚上手で好きなようですね。
あのメインテーマもぐっときますしねえ。