名勝負にあらず

 録画していた、7日放送のテレビ朝日が伝えた伝説のスポーツ名勝負 ~いま明かされる舞台裏の真実~(の「猪木×アリ 異種格闘技世界一決定戦 死闘の舞台裏」)を見た。

 アリ側は「真剣勝負」なんてつもりじゃなかった(らしい)ことやらルール問題の紛糾やら――過去読んだことがあるもの、初めて聞く話等々、それなりに楽しめたが、しかし・・・・

「――その後、ルール問題などの事実が明るみになり、この試合の評価は一転。歴史に残る名勝負とうたわれるようになった」

 という締めのナレーションを聞いたときに気持ちは暗転。

 そんなことうたわれてたっけか? という素朴な疑問とともに試合映像を初めて長く見た(そして見返した)けれども・・・・それはないでショ

 猪木サイドに著しく不利なルールをのまざるを得なかったことなどあったとしても、だからって「名勝負」に祭り上げていいもんじゃない。

 取材しようとしてできなかったのかどうか…本人は難しいとしても今のアリ陣営のコメントがないのも残念だった(おそらく「勝負」をした意識なんて当時も今もない、と想像する)。

 ルールから何から違う異種のモノを、同じ舞台に上げて《強いのはどっちだ?》なんてことやるもんじゃない―――

 そういう「教訓」として残すべきもので、冗談でも賛辞なんてしちゃいけないものだ、という思いを新たにしてくれる番組だった。

[井]

この記事へのコメント

パッキー
2009年02月12日 22:15
同感であります。
CQ
2009年02月13日 10:31
スプリンターを十種競技に参加させて、アスリートとしての能力はどっちが上か?って議論しているもんですからね…。
でもあの試合は猪木の大差判定勝ちですよね。アリがあまりにも情けない。。
駒木ハヤト
2009年02月15日 01:46
ただ、総合格闘技やプロレスファンの間では「名勝負」のカテゴリに入る試合とされているのは本当です。リアルタイムで試合を見た事のない、30代以下の世代が中心の意見ではありますが。

あの採点、実際はスプリットデシジョンだったのを、新間寿が修正してドローにしたという話です。そうしないと何が起こるか分からなかったから、とか何とか。
ていうか、ボクシング式の採点があれほど馴染まない試合も無いとは思いますが(笑)
CQ
2009年02月16日 13:37
あの試合後のアリ側の声明が気になるところではあります。
2009年02月17日 11:42
採点されてたんだ
RSCサクセション
2009年02月18日 15:31
>>あの採点、実際はスプリットデシジョンだった

どっちが勝ってたの?
駒木ハヤト
2009年02月20日 00:12
それは失念しましたが、
公式の判定は当時の5点法で行われ、レフェリーがイーブン(←これが疑惑)、ボクシング側のジャッジが猪木、プロレス側の遠藤幸吉がアリの勝ちとしたそうです。ボクシング関係者の律儀さが窺えますね。
酔田
2009年03月02日 01:32
あの試合は猪木にとって2つか3つしかない真剣勝負のうちの1つだったと聞いたことがあります。それよりもほんの数秒でしたけどアリ対チャック・ウエップナーが映って、おおって思いました。KY的コメントすみません。

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