初ベガス!!「パッキャオvs.ハットン」満悦記~6

画像 マニー・パッキャオvs.リッキー・ハットンの《ラスベガス生観戦記》、その6 です。

 アンダーカードは終了し、いよいよ待ちに待ったメインイベント。

 約6時間前はまばらだったMGMグランドガーデン・アリーナの観客席は、もちろん立錐の余地なく埋まりました(当たり前か)。

 応援団…特にイングランドから来たハットンびいきの一団がヒートアップ!


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本誌特派:渡辺俊介/text : Shunsuke Watanabe

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★5月2日(土)/THE BATTLE of EAST and WEST

 国歌斉唱、両雄入場→→→そしておなじみマイケル・バッファーによる試合直前の決めゼリフ、

 Wooooo..... Let's get ready to Rumble~~!!!!!

画像 で、会場の興奮は最高潮に。

 テレビでは客席の歓声はそんなに大きく聞こえないんだ…とあらためて思わされました。その場にいて初めて感じられる、とにかくもの凄い歓声でした。

 関係者がリングの外へ出て、パッキャオは臨戦態勢(なにやら、パッキャオのコーナーで水を拭いているようで、レフェリーが制止している…)。

 いよいよ第1ラウンド開始!

 最初は、パッキャオが押し込まれているように見えました。

 計量時よりも、体の大きさの差がはっきりし、ハットンが押し込んではクリンチという展開に、やりにくそうだなァ・・・というのが最初の1分の印象。

 右フックが当たっているのは確認できましたが、効いているのかはわからない。

 うーんこれはパッキャオも苦戦するかな・・・と思った瞬間に、ハットンが前のめりにうずくまる。鮮やかな右フックでダウン!!

 年甲斐もなく、ウォーーーー !!!! と叫んでしまいました(笑)。

 興奮しすぎて、一瞬ボーっとした後に、何が起こったのかが把握できたような感じでした。人間、想定外のことが起こると、受け入れるのに時間がかかるようです(笑)。

 ハットンがカウントを数えられている間、ダメージ回復を待ってギリギリまで立ち上がろうとしない姿を見て、パッキャオの勝ちを確信。

 追撃するパッキャオ、すぐに左ストレートでダウン。

 16,262人――超満員の会場内は大興奮、メディア席は興奮というよりも、信じられないというような空気が流れていました。

 2ラウンド、開始早々すぐ終わるかと思いましたが、さすがハットン、ボクシングができる状態までは回復。

 クリンチも少なく、緊張感のある打ち合いが続き、このままラウンド終了かと思った2分50秒過ぎ・・・

 おそらく、皆さんご存知のとおりボクシングファンの間では何年も語り継がれることになるであろう、パッキャオの戦慄の左フック(ストレート?)が、ハットンのアゴを捉えました。

 ハットンは崩れるように倒れ、仰向けになってピクリとも動かない。

 揺れるような、凄まじい大歓声と悲鳴にも似たような声が混じり、記者席も総立ち。ガッツポーズをしている隣のフィリピン系(?)の記者や、ため息混じりに“信じられない・・・”という、想定外のシーンを目にし驚きを隠せない雰囲気。

 横にいた、林壮一さんも“化け物だな・・・”とつぶやいていました。

 興奮とパッキャオの凄さを体感して背中がゾクゾクし、ハットン大丈夫か? と心配になり、スゴい試合が観られ、来て良かった・・・と、いろいろな思いが入り混じったまま会場を後にし、メディアセンターに移動。

画像 ハットンが病院に行ったことがアナウンスされた後、10時過ぎに勝者パッキャオが会見に臨む。

 この後パーティーがあるから、フィリピンの記者は来てくれ、というような内容のことも喋っていました。

 あぁぁ、フィリピン人になりたい・・・。

 その後、シェーン・モズリーの囲み取材があったので、たいして英語もわからないのに、横で取材をしているフリ(笑)。

 モズリーは“パッキャオ、メイウェザー、どちらでもやるよ”と言っていました。

画像 興奮覚めやらず、すぐ帰るのが惜しい気分も手伝って、しばらくメディアセンターでウロウロ…頭をクールダウンさせ、会場を後にしました。

 外に出ると、MGMグランドホテルがキレイにライトアップされていました。

・・・・もう1回つづく


■渡辺俊介(わたなべ・しゅんすけ)
1977年2月生まれ、静岡県出身。整体師、生活習慣病予防士。明治大学政治経済学部在学中より整体、気功などを学び、現在静岡県静岡市で
ファミリー矯正院院長を務める。ボクシングにはまり込み、自らも趣味としてジムで汗を流ながらプロ選手と交流を深める日々…。

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