亀田祭りとボクシング興行と私

♪お願いがあるのよ あなたにお金払う私
大事に思うならば ちゃんと聞いてほしい
テレビ中継が入っても 休憩20分までは許すけど
4回目 寒い会場 長いことほったらかしにしないで

亀田祭りとボクシング興行と私 愛するあなたのため
たまには観に行きたいから 時々素敵なカード組んでね
愛するあなたのため 熱くいさせて♬


 あけましておめでとうございます。

 のっけからしょうもない替え歌でお目を汚してしまい、恐れ入ります。

 昨年末の亀田祭りでは、ひどい目に遭わされた。

 寒い。

画像 え!? 試合が? いや、まあそれはおいといて…(笑)

 メインをテレビの放映時間に合わせるために、試合と試合の間隔が長いこと、長いこと。会場も無駄に広いから室温が低く、寒さに震えて週刊誌のページをめくりながら待ち時間を潰したものだった。

 試合開始が16時30分。

 4回戦1試合、6回戦1試合、10回戦1試合の12回戦2試合で計5試合。そのうち3試合がKO決着で、全試合が終わって会場を出たのが21時。

 5試合で4時間30分…。

 冗談抜きで、試合時間よりそれ以外の時間のほうが長かったんじゃないだろうか。

 たとえば音楽のライブで、1曲1曲の間にいちいち休憩時間を入れて、曲の総時間より休憩時間のほうが長かった、なんてライブの経験があなたにありますか?

 音楽に限らず、この世にそんなイベントが存在してはいかんでしょう。それとも、ボクシングの興行だけに許された特権とでも言うのだろうか?

 亀田祭りは極度にひどかったが、テレビ中継(生中継かそれに近いディレイ中継)が入るボクシングの世界戦興行では、平気で客を30分、1時間ほったらかしにすることが、実は少なくない。

 加えて、試合内容が薄っぺらいものを見せられると、ほとほと嫌気がさしてくる。

 亀田祭りが終わった後、来年はボクシングとの付き合い方を変えようかと考えた。

「もうボクシング興行は後楽園ホールだけ見に行けばいい気がします」

 そんなメールを編集部Iに打つ。と同時に、言い知れぬ虚しさも込み上げてきた。

 そう思いながら年を越すと、早々にも後楽園ホールでボクシング興行を観る機会が訪れた。八王子中屋ジムに所属する二人のチャンピオン、日本ライト級・荒川仁人、東洋&日本スーパーウェルター級・チャーリー太田のタイトルマッチ。

画像 この日は総体的にまずまずの盛り上がりをみせる(とくにチャーリー太田の出来がよかった)。

 CS放送での生中継も入っていたが、休憩時間は5分、10分の二度と適切。興行は滞りなく進行していった。帰り道には充実感が残る。〝これだ〟と思った。

 我々がボクシング興行に求めるものはつまるところ「試合」であり、魅力的な対戦カードである。ただ単に冗長なだけの「空間」にはいたくないし、主催者側も客に見せるものを見せたなら、早く帰すよう努力すべきである。

 放映権料だかなんだか知らないが、そんなもののために会場に足を運んだファンが割を食っていいものなのか。何か違うんじゃないか。

 ボクシングの興行主諸氏に言いたい。安っぽい《「世界戦」という冠》や、テレビ放映だ視聴率だと浮つく前にまず、地に足のついた興行をお願いしたい。

[霜]

この記事へのコメント

シトサマ
2011年01月18日 15:20
亀田祭りなんて行くこと自体が間違いです!
とらじろう
2011年01月18日 15:37
それを言っちゃぁ…w

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