マック田口の《長谷川穂積vs.フェリペ・カルロス・フェリックス》手記

 4月6日、東京国際フォーラム。前WBC世界フェザー級チャンピオン、長谷川穂積(真正)がフェリペ・カルロス・フェリックス(メキシコ)を7回TKOで下した一戦に密着した“あしボク関西支部”マック田口による恒例? の手記を――。

_/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/

 長谷川穂積の1年ぶりのリングは詰めかけた観客の暖かい声援に包まれていたが、リング上は世界戦と変わらぬ緊張感があった。

 そんな中、冨樫光明リングアナのコールを受けた長谷川は、いつもと変わらぬリラックスした表情で観客に応えた。

画像 立ち上がり、やや固さが目立ったが初回残り20秒を切ったあたりから、フェリックスのパンチを見切りカウンターを浴びせた。

 2回にはスピードと連打で圧倒、フェリックスの顔面やボディに次々と突き刺さる。フェリックスも粘りを見せるが、7回に高速連打を見舞ってきっちりTKOし、結果を残した。

 元WBA世界スーパーミドル級チャンピオンのフランク・ライルズをトレーナーに招き、基礎から鍛え直した上に打ち終わりのガードなども徹底的に修正したという。

 試合後の控室――

「練習の5パーセントしか出せなかった。想像していたボクシングからは、ほど遠かった。(進退については)もうちょっと考えたい」

 と語った長谷川の表情は、なにか吹っ切れたようにも見えた。

画像

 この試合でフェザー級転向3戦目。フェザー級での長谷川穂積のボクシングはまだ進化の途中だと思うが…。

 私の意見はどうであれ、会場に駆けつけたファンはもちろんテレビで声援を送ったファンも、1年ぶりの長谷川のボクシングに酔いしれたことだろう。

 「長谷川のスピードはやっぱり凄い」。今はそれだけでいい。

《文中一部敬称略》

[あしボク特派・マック田口
 Makoto "Mac" Taguchi

この記事へのコメント

たけのこスクスク
2012年04月21日 18:46
あしボクさん 西岡選手の特集本、長谷川選手の特集本 発行予定とかはないのでしょうか、あと日本の選手出場の世界戦すべての記事を1年単位でまとめた本を毎年発行など
はないのでしょうか。
[井]
2012年04月24日 00:06
発行したいです。したいと思い続けてますが、力及んでません。と弱々しく言ってはいても、諦めてはいません。そのときが訪れたら必ずこの場やFacebookページ等々でもお知らせしますので、引き続いてのお立ち寄り、よろしくお願いいたします。

この記事へのトラックバック