MONSTER's HIGH

 エマヌエル・ロドリゲスだって強かった。想定外というほどではなかったにしても、ロープを背にし、実際にヒヤッとするパンチの交錯もあった。

 ここ何戦かのような序盤決着はやはり困難、さすがに長引くかとも思えた初回の展開だったが……心配無用。一気に試合を終わらせる決定力も見事だった。


 右のボディブローで2度目に倒れた際、ロドリゲスが自陣に向かって首を振るシーンもまた、印象に残る。コーナー下では「立て! がんばれ!」と鼓舞していたのだろうが、「いやムリムリ、ムリだから…」と言わんばかり。

 最初に倒された左フックはもちろん、前に出て攻めたように見えた初回は初回で井上の見えない「圧」を受けていたのか。大げさではなく恐怖感すら抱いていたかと思わせる弱々しさで、レフェリーがストップしたときもホッとしたようにさえ見えた。

 相手もあること。いくら強くても、ときにはデキの悪い試合になってしまうことだってある。そんな人並みな不安などあっさり吹き飛ばし、マヒさせ、一種の"ハイ"状態にしてくれるJapanese MONSTERに、あらためて敬意を表した早朝。


 もう一つ、スーパーライト級準決勝も好ファイト。会場にいたかったョ…

[井]

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