トシオカ☆ニシアキの【SRS】vol.23《DANGAN IV&ガッツファイティング》

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~時には取材者のように!?・[ビデオ(時々ナマ)]観戦記~


=October 8, 2007=
--vol.23-1-- "Super flyweight 10 Rounds"
Shoji Kimura vs. Kazuma Miura
=Korakuen Hall, Tokyo=

=October 15, 2007=
--vol.23-2-- "Super bantamweight 10 Rounds"
Mikihito Seto vs. Manabu Fukushima
=Korakuen Hall, Tokyo=



 いやいやお久しぶりです。気がつけば半年ぶりの後楽園ホールでした。

 この2つの興行は、下田昭文(帝拳)の持つ日本スーパー・バンタム級王座の行方に大きな影響を与えかねないものだったと思う。

 さっそく、それぞれのメインカードを振り返ってみよう。ともにスーパー・バンタム級の10回戦だ。“DANGAN”のメインは、元日本王者・木村章司(花形/日本1位)対三浦数馬(ドリーム/日本5位)。

 そして“ガッツファイティング”のメインは「下田に勝った男」瀬藤幹人(協栄、日本2位)対福島仕(花形、日本バンタム級5位)。


☆火がつく!? S・バンタム級戦線

 この2試合に出場した選手のなかから近い将来、下田の王座に挑むものが出てくる。そういう意味合いも、もちろんあるだろう。ただ、個人的な興味はもっと別のところにあった。

 それは「木村か福島が頭ひとつリードした場合、下田の王座は安泰ではなくなるかもしれない」ということ。

 根拠はこの2選手にあるのではない。下田の「気持ち」だ。素人目にもわかりやすいハイセンス、躍動感。それはいまのところ、格上の選手にしか発揮されていない。ヘラルド・マルティネス(メキシコ)戦しかり、山中大輔(白井・具志堅)戦しかりだ。もっとも、山中が格上かというと疑問がないわけではないが、ベルトという動機づけには格好の目標があった。

画像 この4者のなかで下田の気持ちに火をつけられるのは、瀬藤だけではないか。

 下田は日本ランク入り後の第1戦で、瀬藤からダウンを奪いながら、ラフファイトに巻き込まれて判定で敗北。日本ランクも失ってしまったという因縁がある。おそらく、下田がいま戦いたい唯一の日本人ボクサーではないだろうか。

 木村対三浦は、三浦が勝てば1位にいる木村のランク落ちは濃厚になる。瀬藤対福島は、瀬藤がいい勝ち方をすれば決着戦への気運を盛り上げることができる。この2つのメインイベントを、そんなことを考えながら観戦した。

画像 まずはDANGAN IV、木村対三浦。

 木村にしてはえらく好戦的で、いい意味で誤算(笑)。三浦にパンチがあれば、もっとスリリングな試合になっただろうと思う。

 ただし、結果は皆さんご存知の通り引き分け。この後、ランキングの行方がどうなるかはわからないが、おそらくは両者据え置きではないか。


☆下田に挑むのは木村になる――!?

 次にガッツファイティング。

 ややラフな展開も見られたが、瀬藤が順当に福島をKOで片づけた。ダウン直後、立ち上げる前に髪をかきあげる福島の後ろ姿が悲しげに映った。

 いちばん内容がよかったのは瀬藤なのだが、これで木村と瀬藤のランクが入れ替わるというのは見込み薄なのだろう。チャンピオンカーニバルで王座に挑むのは、木村の可能性がぐっと高まった。

 これで下田の王座に黄信号が灯ってしまったかもしれない。もちろん、国内スーパー・バンタム級戦線において木村が実力者であることは否定しない。下田に勝つ可能性もあると思う。

 しかし……こういってはナンだが木村相手で下田は燃えられるのだろうか。それは観客も同じで、テンション低めの下田と、木村の試合で燃えられるだろうか。

 もっとも、下田だけに注意を配って観戦すれば緊張感だけは保てるような気もするが。


▽バックナンバー
vol.22 《梅津vs粟生》
vol.21 《ボクシングGP2007》
vol.20 《亀田のけんか祭り》
vol.19 《B:Tight! FINAL》
vol.18 《World Premium Boxing III》
vol.17 《稲田vs.サンタクルス》
vol.16 《My "Golden Week"》
vol.15 《ポンサクレックvs.中広》
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vol.13 《木村vs.ヨーダムロン》
vol.12 《新井田vs.R・バレラ》
vol.11以前 Mayweather vs. Gatti, Morales vs. Pacquiao, Barrera vs. Morales III, "B:Tight ! " Opening Bouts, Hopkins vs. De La Hoya etc. etc.....


■トシオカ☆ニシアキ(としおか・にしあき)
19××(昭和×)年生まれ、千葉県出身。パソコンゲーム「4D Boxing」にはまり、必修の単位を落としまくった○年に及ぶ学生生活を経て、現在はサラリーマン。ゲーマーを自称するわりに手先は不器用で、プレステ2の「Knockout Kings」は、いまだ2001年版から脱出できず。「ペンネームと同じくらい真面目?に書きます!」


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